倉永小6年生の近代化産業遺産見学会を実施しました
平成25年7月2日(火)に倉永小学校6年生の近代化産業遺産見学会を行ないました。
当日は、倉永小学校6年生47名と先生2名が参加していただきました。
世界遺産登録・文化財室からは2名の職員でご案内しました。
小学校をスタートし、宮浦石炭記念公園→宮原坑跡→石炭産業科学館→三池港→旧長崎税関三池税関支署 を見学しました。
宮浦石炭記念公園では、明治21年に造られた煉瓦造煙突を見学しました。
蒸気機関用のボイラーにつけられた排煙用の煙突が、明治時代のころ大牟田市内にはたくさんそびえたっていました。
煉瓦が何個使われているか、などを学びました。
倉永小学校6年生の皆さんは、一生懸命メモをとって勉強していました。
宮原坑跡では、明治時代の炭鉱の様子を見学したり、
第二竪坑巻揚機室の煉瓦に直接触れて、100年前の歴史を感じてもらいました。煉瓦の大きさや硬さは、100年前と今とどうちがうでしょうか。
石炭産業科学館では、初めて石炭を触ってみました。
昔の石炭の掘り方と、閉山ごろの技術の違いを学びました。
三池港では、團琢磨さんの話や、築港から100年経った今もまちにとって重要な港として使われていることを学びました。
ハミングバードの形をしていることや、閘門の話、閘門の奥の岸壁には、昔は三池炭鉱専用鉄道がつながっていて、たくさんの石炭を船に積み込んでいたことを説明しました。
旧長崎税関三池税関支署では、文化財の修理方法や、窓から見える三池港の100年前の風景と見比べてみました。
帰りのバスでは、石炭産業科学館で作成したDVD「三池炭鉱関連近代化遺産紹介4 三池炭鉱のまちわたしたちのまち」を見て、振り返りの学習をしました。
当日は、梅雨時のため、今にも雨が降りそうでしたが、ほとんど降らずにゆっくりと見学することができました。
5月から宮原坑跡、旧長崎税関三池税関支署は毎週日曜日の公開となりました。
国指定史跡 三井三池炭鉱跡宮原坑跡と、市指定文化財(建造物)の旧長崎税関三池税関支署の定期公開が、5月から毎週日曜日となります(午前10時から午後5時まで)。 これまでよりも、公開日数を増やし、より多くの方々にその歴史的な価値、および世界遺産本登録に向けた取り組みを紹介します。 また、ゴールデンウィーク期間中(5月3・4・5・6日)も公開しています。 是非、お立ち寄り下さい。
詳細はこちらのチラシを参照