「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が政府推薦案件として決定!
9月17日、日本国政府において、今年度の世界文化遺産政府推薦案件が、
宮原坑跡、専用鉄道敷跡や三池港など本市所在の産業遺産を含む
「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」
に正式に決定しました。
今後の予定としては、
平成26年度にユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査・審査を経て、
平成27年度の世界遺産委員会での本登録を目指します。
「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」についてはこちらをご参照ください。
駛馬北小学校6年生の近代化産業遺産見学会を実施しました
平成25年7月9日(火)に駛馬北小学校6年生の近代化産業遺産見学会を行ないました。
当日は、駛馬北小学校6年生28名と先生2名が参加していただきました。
世界遺産登録・文化財室からは2名の職員でご案内しました。
小学校をスタートし、宮浦石炭記念公園→石炭産業科学館→三池港 を見学しました。
宮浦石炭記念公園では、官営三池炭鉱にできた宮浦坑の話や、大牟田で唯一保存されている炭鉱の煙突、
公園の下に見える旧三池炭鉱専用鉄道(現三井化学専用鉄道)の話をしました。
三池炭鉱は、坑口だけではなく、掘った石炭を運搬するために線路もひきました。
今もこうした施設が保存されていることで、各施設が関連してひとつの大きな石炭産業システムとなっていたと説明することができます。
三池港では、團琢磨さんの話や、三池炭鉱における三池港の役割を説明しました。
三池炭鉱の坑口・鉄道・港が今も良好に保存され、その産業システムがよく理解できるという特徴が、世界遺産候補になっているというお話をしました。
旧長崎税関三池税関支署では、建物の裏側に残されている当時の鉄道敷も見学し、昔は三池港に無数の線路が敷かれ、石炭の積み出しだけではなく、炭鉱で使う材料など様々な物資が運ばれてきた話をしました。
現在のエネルギーとして、近くにあるメガソーラー発電所も少しだけ見学しました。
帰りのバスでは、石炭産業科学館で作成したDVD「三池炭鉱関連近代化遺産紹介4 三池炭鉱のまちわたしたちのまち」を見て、振り返りの学習をしました。
当日は、梅雨が明け、真夏日となりましたが、駛馬北小学校6年生の皆さんは、一生懸命メモをとっていました。
駛馬北小学校は宮原坑跡が近いこともあり、近代化産業遺産についてよく知っていました。
駛馬南小学校6年生の近代化産業遺産見学会を実施しました
平成25年7月3日(水)に駛馬南小学校6年生の近代化産業遺産見学会を行ないました。
当日は、駛馬南小学校6年生29名と先生2名が参加していただきました。
世界遺産登録・文化財室からは2名の職員でご案内しました。
小学校をスタートし、宮原坑跡→石炭産業科学館→三池港 を見学しました。
まず最初にバスの中で、石炭産業科学館で作成したDVD「三池炭鉱関連近代化遺産紹介4 三池炭鉱のまちわたしたちのまち」を見て、今日の学習の準備をしました。
宮原坑跡では、三池炭鉱の地下水の多さや、囚人労働の話を学びました。
石炭産業科学館では、石炭が身近にどうのうような使われ方をしていたのか、大牟田の地下にある石炭をどうやって掘り出していたのか、模型等を使って分かりやすく説明していただきました。
三池港では、明治41年に造られた三池港が、今も大型の船が停泊し作業を行なっている様子などを見学しました。
この日も、梅雨時にもかかわらず、ほとんど雨は降りませんでした。
駛馬南小学校6年生のみなさんは、万田坑跡が近くにあるため、近代化産遺産についていろいろと知っていました。